数あるクレジットカードの中でも、アメックスカードに憧れを持っている人は少なくありません。
カードデザインは洗礼されておりおしゃれ、高級感があり持っているだけでテンションが上がるこのカードには他社にない魅力がたくさんあります。
日本国内だけでなく世界中での認知度も高く、特典やサービスも魅力的です。
アメックスカードの難点としては他のクレジットカードに比べてやや年会費が高い傾向にあることで、なかなか手を出せないという人もいます。
しかし、海外旅行時に無料で空港ラウンジが使えたり、手荷物送迎サービスがあったり、手厚い旅行保険がついていたりと金額以上の価値があるのがアメックスカードでもあります。
今日は、そんなアメックスカードとは具体的にどんなカードで、どのような種類があるのか、保有するメリット・デメリット、おすすめのカードなどについて徹底的に解説していきます。
本記事を読むことで、アメックスカードの概要が全て把握できるようになっています。
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アメックスカードとは?その種類を解説
アメックスカードは、アメリカに本社を置くアメリカン・エキスプレス社が発行するクレジットカードです。
クレジットカードの他にトラベラーズチェックの発行も行っています。
クレジットカードの国際ブランドには、VISA・MasterCard・JCB・ダイナースクラブなどがあり、アメックスはその1つ。
日本国内で知名度の高いVISAやJCBは自社でのカード発行をせず決済機能のみを提供しますが、アメックスは自社でカードを発行し決済機能の提供まで行なっています。
そして、アメックスカードと一言でいっても、大きく2種類あります。
・プロパーカード:アメックス社が発行するカード
・提携カード:空港やホテルなど他の企業と提携して発行するカード
他にも、クレディセゾンが発行するアメックスカードがあり、こちらは年会費が安いというメリットがあります。
詳しくは後述します。
では、プロパーカードと提携カード、2つの違いを詳しく見ていきましょう。
プロパーカード
アメックスカードのプロパーカードは、世界中で知名度のあるステータスの高いカードです。
ちなみに、現在日本で発行されているプロパーカードはアメックスの他にダイナースクラブ、JCBのみであり、これが希少価値を作っています。
種類 | アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード | アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード |
特徴 | 月会費で保有できるアメックス入門カード | ホテルアップグレードなどグリーンよりワンランク上の特典 | 世界各国のホテルで朝食無料やアップグレードなどVIP待遇 | 初めてのビジネスカードに最適な1枚 | メタル製の基本カード!経費管理や業務効率化をサポート | 追加カード4枚まで無料!ビジネスの幅を広げるプラチナカード |
ランク | 一般 | ゴールド | プラチナ | 一般 | ゴールド | プラチナ |
年会費 | 月1,100円 | 31,900円 | 143,000円 | 13,200円 | 36,300円 | 143,000円 |
ポイント還元率 | 0.3~1% | 0.3~1% | 1% | 0.3~1% | 0.3~1% | 1% |
海外旅行保険 | 5,000万円 | 1億円 | 1億円 | 5,000万円 | 1億円 | 1億円 |
家族(追加)カード | 月会費550円 | 1枚目無料 | 4枚まで無料 | 追加:6,600円 | 追加:13,200円 | 追加:4枚まで無料 |
※海外旅行保険は傷害死亡/傷害後遺障害保険金を参照
※金額は税込価格
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
「アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード」は、アメックスの入門プロパーカード。
クレジットカードの年会費は通常年単位で支払いますが、これは月単位なのでサブスク感覚です。
グリーン・オファーズというあなたの「やってみたい」を応援する優待サービスがあり、英会話やブランドバッグ、ワインなど様々な月会費制サービスを利用できます。
ここで貯めたポイントは買い物やカード月会費の支払いなどにも使えます。
入会特典として初月の月会費が無料になるので、初めてのアメックスカードとして理想の選択肢になるでしょう。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
個人向けのゴールドカードという位置付けで、年会費は31,900円。
搭乗予定の飛行機が遅れた際の遅延補償が付帯していたり、プライオリティパスが年間2回まで無料で使えたりと手厚いサービスが特徴です。
ザ・ホテル・コレクションでの部屋アップグレードやカード継続時の15,000円分クーポン、海外旅行保険も最大1億円と十分すぎる特典です。
家族カードも1枚まで無料なので夫婦で持つのがいいかもしれません。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」は、個人向けのプラチナランクのカード。
年会費は143,000円と高いですが、24時間365日いろんな要望に応えるプラチナ・コンシェルジェ・デスクを利用できます。
カードやサービスのお問い合わせから旅行やレストランの予約まで幅広く対応します。
「ビジネスの打ち合わせに使えるカフェ探し」
「子供からシニアまで楽しめる家族向けの食事会のセッティング」
などをサポートしてくれます。
カード自体もメタル製であり見るからに高級感が漂う1枚です。
海外旅行保険に関しても、カード決済すると傷害死亡/傷害後遺障害保険金を最大1億円まで補償してくれ、決済なしでも最大5,000万円が補償されます。
また、ヒルトン・オナーズやマリオット・ボンヴォイホテルの上級会員資格も得られるので上質な旅行が堪能できます。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード
「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード」は、ビジネス向けの一般ランクのカード。
年会費は13,200円で会計上経費として計上可能、同カードには業務の効率化やリモートワークを快適にするためのサポートが揃ってます。
また、福利厚生プログラム「クラブオフ」も利用可能で、国内外の20万ヶ所以上の施設を特別優待料金で利用できます。
他にも、アメックスカードの基本サービスである空港ラウンジなどももちろん無料で使えます。
アメックスの一般カードを求める法人や個人事業主の方に最適の1枚です。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
ワンランク上のビジネスカードをお探しの人には、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」がベター。
先のクラブオフに加えて、利用状況によりコース料理が1名分無料になる「ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン」が使えます。
また、一律の利用枠が設けられていないので様々な経費の支払いに対応でき、ビジネスの効率化をサポートします。
高級感漂うメタル製のカードはどんなビジネスシーンにも合います。
年会費はグリーンの約3倍36,300円しますが、それだけ価値のあるカードです。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
年会費は143,000円、アメックスビジネスカードの最上級の1枚。
個人向けプラチナカードと同じ、飛行機の延滞補償やプライオリティパス、そしてアメックスカード会員の一部しか利用できないセンチュリオン・ラウンジやデルタ航空が運営するデルタ・スカイクラブなども利用できます。
他社のプラチナカードではプライオリティパスのみが多いですが、それを超える贅沢な特典がついています。
またアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードでは無料で4枚まで追加カードを作られ、会員が自由に限度額を設定できるという特徴があります。
加えて、全国550ヶ所以上のシェアオフィスやコワーキングスペースを利用できるシェアオフィスサービス「OFIICE PASS」が最大10%オフで利用できます。
通常月額料金は15,258円なのでかなりお得です。
海外旅行保険に関しては、事前にカード決済すると最大1億円の傷害死亡/傷害後遺障害保険金が受けられ、決済しなくても5,000万円の補償が受けられます。
アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカード
実は、アメックスカードにはもう一枚、プロパーカードがあります。
こちらは選ばれた人のみが加入できるブラックカードです。
一般入会はできず、インターネットの情報によると年会費は何と550,000円、そして入会金も385,000円かかります。
ローマ兵士の長「百人隊長(センチュリオン)」を由来とするアメックスセンチュリオンは、世界最高のブラックカードと呼ばれており、同カード保有者の平均年収は約1億9800円とか…。
日本でこのカードを保有しているのは8,000人ほどらしく、人口比から考えて実に0,00006%程度の人です。
アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカードの主な特典は以下の通り、
・ホテル メンバーシップの上級会員資格
・エミレーツ・スカイワーズ・ゴールドを獲得
・家族カードとしてプロパーカードが発行される
・1,200以上の空港ラウンジを利用可能
・チタン製カードがもらえる
・国内外の損害保険額が高い
・パーソナル・コンシェルジュが付く
など
この他にもセンチュリオンならではの規格外の特典が盛り沢山です。
アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカードは招待制のため審査ではありません。
自分から申請することはできず、アメックス側がセンチュリオンに適していると判断した人のみがインビテーションを受けます。
まずは、電話がかかってきて後日面談を行い、その場で手続きをするようです。
インビテーションの基準は主に下記の3つ、
・年間利用額が2,500万円以上
・通算利用額が1億円以上
・5年以上保有している
覚えておきたいのはこれはあくまでも目安であり、本当に月に200万円以上使い、それを5年間継続したとしてもセンチュリオンの招待が来るとは限りません。
実際、目安よりも低い利用額でも招待が来ることがあったり、多くても来ないことがあり、どうやら利用額の他にどのように使うか、職種などいろんな方面から判断していることがわかります。
提携カード
アメリカン・エキスプレスと他社が提携するこのタイプでは、カードの種類により年会費や優待サービス、審査の難易度などが異なります。
空港やホテル、小売店などと提携するカードがあります。
空港と提携するカード
種類 | ANAアメリカン・エキスプレス・カード | ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | デルタ スカイマイルアメリカン・エキスプレス・カード | デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ ゴールド・カード |
特徴 | 日頃の買い物が空の旅に繋がる!マイルをお得に貯めれるカード | ポイントの有効期限は無制限、ファーストクラスと交換して贅沢な旅を | 24時間365日日本語でサポート!日常から旅行までプレミアムな時間を提供 | 入会1年間はデルタ航空上級会員!家族カードも無料でついてくる | 世界中の豪華ラウンジが利用可!チェックインや搭乗、受託荷物も優先 |
ランク | 一般 | ゴールド | プラチナ | 一般 | ゴールド |
年会費 | 7,700円 | 34,100円 | 165,000円 | 13,200円 | 28,600円 |
ポイント還元率 | 0.3~1% | 1% | 1% | 1% | 1% |
海外旅行保険 | 3,000万円 | 1億円 | 1億円 | 5,000万円 | 1億円 |
家族カード | 2,750円 | 17,050円 | 4枚まで無料 | 1枚目無料 | 1枚目無料 |
※海外旅行保険は傷害死亡/傷害後遺障害保険金を参照
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海外旅行や出張などで飛行機をよく利用する人やマイルを貯めたい人に向いています。
ANAアメリカン・エキスプレス・カード
ANAと提携する一般カードで、年会費は7,700円。
家族カードは2,750円で保有できます。
一般カードですが、海外旅行保険は最大で3,000万円、国内旅行も最大2,000万円ついており、飛行機搭乗時にボーナスとして10%相当のマイルが貯まるのも嬉しいポイントです。
また、ANA航空券や旅行商品などANAグループでのカード利用でポイントが1.5倍になり、1,000ポイント単位でANAマイルへの移行が可能です。
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
こちらは先のゴールドカードで、年会費は34,100円と上がります。
海外旅行保険は最大1億円、国内は最大5,000万円です。
家族カードは17,050円で追加でき、ANA航空券などANAグループでのカード利用でポイントは2倍に、しかも貯まったポイントの有効期限は無制限です。
もちろん、1,000ポイント単位でマイルへの移行も可能。
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
プラチナランクの1枚で、年会費は165,000円。
家族カードは4枚まで無料で利用でき、24時間いつでも利用可能な「プレミアム・サービス・デスク」を用意しているだけでなく、国内ANAラウンジが無料で使えます。
入会で10,000マイル、毎年の継続毎に10,000マイル貯まり、搭乗ボーナスは50%、最高レベルのサービスや特典が受けられます。
海外旅行保険は最大1億円となっており、事前のカード決済なしでも5,000万円の傷害死亡/傷害後遺障害保険金が補償されます。
デルタ スカイマイルアメリカン・エキスプレス・カード
デルタ航空と提携するカードで、年会費は13,200円。
家族カードは1枚目まで無料で、海外旅行保険は最大5,000万円です。
入会から1年間、デルタ航空のスカイマイル上級会員資格である「シルバーメダリオン」が無条件で利用できるため、予約座席クラスに関係なくビジネス・ファーストクラス用チェックインカウンターが使えます。
そして、年間利用額が100万円以上であれば翌年度もシルバーメダリオンの資格が得られます。
海外での買い物やお食事などでこのカードを利用することで通常の1.3倍のマイルが貯まるボーナスマイルを用意しており、お得にスカイマイルを貯められます。
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ゴールドカードで年会費は28,600円、海外旅行保険は最大1億円です。
入会から1年間は「ゴールドメダリオン」になり、世界50ヵ国以上で提供されるデルタスカイクラブや世界750ヶ所以上にあるスカイチームラウンジが利用可能。
優先チェックインや優先搭乗などの特典もあり、年間で150万円利用すると翌年も同資格を維持できます。
デルタ空港やその他、スカイチームを利用する際の受託荷物の優先受け取りが可能なのもポイントです。
ホテルと提携するカード
種類 | ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレス・カード | ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード | Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード |
特徴 | 1泊分のウィークエンド無料宿泊プレゼント!ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスを無条件で獲得 | 贅沢な旅を提供する最上級のダイヤモンドステータスを提供!家族3人まで無料でカード作成できる | 毎年のカード継続で無料宿泊ゲット!入会と同時にシルバーエリート会員資格を得られるのも魅力 | ゴールドエリート会員資格を自動付与!マイル交換もお得に |
ランク | 一般 | プラチナ | 一般 | プラチナ |
年会費 | 16,500円 | 66,000円 | 23,100円 | 49,500円 |
ポイント還元率 | 2~3% | 3〜7% | 2~4% | 3〜6% |
海外旅行保険 | 3,000万円 | 1億円 | 3,000万円 | 1億円 |
家族カード | 1枚目無料 | 3枚まで無料 | 1枚目無料 | 1枚目無料 |
※海外旅行保険は傷害死亡/傷害後遺障害保険金を参照
※金額は税込価格
旅行や出張時には空港よりもホテルでの滞在をより快適にしたいと考える人もいるでしょう。
そのような人にはホテルと提携するカードがおすすめです。
ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレス・カード
こちらのカードの年会費は16,500円、家族カードは1枚目まで無料です。
カード利用と継続でウィークエンド無料宿泊が1泊プレゼントされたり、ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスが無料で提供されるメリットがあります。
ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスは朝食が無料になり、通常なら1年間で20回の滞在又は40泊が必要になる部屋のアップグレードもできるお得な制度です。
現状、ヒルトン・オナーズは日本国内ではそこまで数は多くありませんが、今後はかなりの数が開業されるといわれています。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、年会費66,000円の最上級のダイヤモンドステータスを獲得できるカード。
家族カードは3枚目まで無料、それ以降は13,200円かかります。
カード利用と継続によりウィークエンド無料宿泊を最大で2泊ゲットでき、ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスも無条件で提供されます。
海外旅行保険は最大1億円、国内旅行は最大5,000万円まで補償されます。
ポイント還元率も100円につき3ポイント、ヒルトン・オナーズで使うと7ポイントまで上がるので、先の一般カードよりも断然いいです。
加えて、最大3万円のスマートフォン補償や飛行機の遅延補償もついており、さすがはプラチナランクカードです。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードは、2022年2月に新しく登場したマリオットとアメックスの提携カードです。
マイル還元率は0.83%とやや低めですが、そもそも航空系カードではないことを考えるとむしろ高還元率です。
また、通常1年間で10泊以上の宿泊で取得できるMarriott Bonvoy「シルバーエリート」会員資格が自動的に付与されます。
・優先レイトチェックアウト
・10%ボーナスポイント
しかも、年間で合計100万円以上のカード利用でさらに上の「ゴールドエリート」の取得も目指せます。
・午後2時までのレイトチェックアウト
・ゴールドウェルカムギフトポイントを進呈(250又は500ポイント)
・25%のボーナスポイント
・空室時の部屋アップグレード
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
このカードは、マリオットホテルをよく利用する旅行好きの人に特におすすめのカードです。
前身のSPGアメックスよりも年会費は高いですが、先のゴールドエリートが自動で付与されます。
この資格があると上記の特典や完全予約保証などが受けられ、また年間400万円以上の利用でさらに上のプラチナエリートの資格も得られます。
宿泊時の追加ポイントは50%になり、ホテルの朝食などのウェルカムギフトやスイートルームへのアップグレードなどこれ以上ない贅沢な時間を過ごせます。
家族カードも1枚まで無料なので、夫婦で共にプラチナエリートを目指すのもありでしょう。
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小売店と提携するカード
種類 | ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード | 楽天カード アメックス |
特徴 | 阪急・阪神百貨店で10%ポイント! STACIAプログラムで お得にSポイントを貯める | 年会費無料で持てるアメックス! 楽天ポイントを貯めて お得にショッピング |
ランク | 一般 | 一般 |
年会費 | 15,400円 | 無料 |
ポイント還元率 | 1% | 1% |
海外旅行保険 | 5,000万円 | 2,000万円 |
家族カード | 7,700円 | 無料 |
※海外旅行保険は傷害死亡/傷害後遺障害保険金を参照
※金額は税込価格
アメックスカードは私たちに身近な小売店とも提携しています。
2つご紹介します。
ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード
「ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード」は、阪急百貨店や阪神百貨店で使うと10%のポイントが貯まります。
通常のポイント還元率は1%相当で、年会費は15.400円かかるもののそれらの店舗でよく買い物をするという人には理想の1枚です。
付帯保険自体は、国内外旅行最大5,000万円がついていますが、無料の空港ラウンジなどはないので旅行が好きな人にはやや不向きかもしれません。
楽天カード アメックス
今や定番のクレジットカードである楽天カードにもアメックスカードがあります。
2021年には2,500万枚の契約を突破した楽天カードのアメックスでは、年会費は永年無料で海外旅行保険も最大で2,000万円ついています。
ポイント還元率は1%で、貯まったポイントは楽天市場やカードの支払いなどに使え、使い勝手に困ることはまずありません。
アメックスのポイントではなく楽天ポイントが貯まるということを覚えておきます。
また、楽天カードでは新規申し込みや受け取り、友達の紹介などで数千ポイントが付与されるキャンペーンを随時実施していますので、ぜひ最新情報をチェックしておきましょう。
アメックスカードのメリット
アメックスカードのプロパーカードと提携カードをそれぞれご紹介してきましたが、次にアメックスカードを持つメリットについて解説します。
ここで紹介するメリットは、主にプロパーカードに該当します。
社会的信頼度の高さ
アメックスカードというのは、1つのカード国際ブランドを超えてクレジットカードとしてのブランド力があります。
これを持っているだけで社会的な信頼度が増し、アメリカの発行元のホテルではアメックスカードが身分証明書にもなるようです。
元々、クレジットカードを保有するというのはある程度の経済的余裕や社会的信頼度が求められますが、アメックスカードはレベルが違います。
国内外で受けられる高品質なサービス
アメックスカードでは、日本国内だけでなく海外でも充実した質の高いサポートやサービスが受けられます。
例えば、旅先での健康トラブルによる医療機関の紹介や航空券やホテルの予約など、どこにいても24時間365日日本語でサポートしてもらえるのは非常に大きい。
国内ならまだしも、言葉も文化もわからない海外でのサポートは心強く、安心して現地で過ごせることでしょう。
また、アメックスカードではカードのセキュリティコードはもちろんのこと、不正使用検知システムやオンライン・プロテクションなどもバッチリですので問題ありません。
百貨店でよく買い物をする人にとっては、「百貨店ギフトカード」という便利なサービスも用意されています。
これはクレジットカードと同じ大きさのもので、アメックスの会員サイトにログインしそこから手続きをするか、会員デスクに電話をして購入します。
アメックスカードで購入することでポイントがお得に貯まり、日本百貨店協会が発行しているものとは別のアメックス・オリジナル柄のギフトカードがもらえます。
自分用でもいいですし名前の通り誰かへのギフトでもいいでしょう。
旅行で便利なサービスが多い
アメックスカードの紹介でも述べた通り、同カードには空港ラウンジが使えたり、ホテルの割引、部屋のアップグレード、荷物の無料送迎など旅行で重宝するサービスが揃っています。
加えて、カード会員専用サイトを使うことで優待料金やポイント特典などの恩恵も受けられ、旅行好きにとってはこれ以上のないクレジットカードといえます。
国内外での買い物も補償
先にセキュリティについては少し述べましたが、アメックスカードでは国内外問わずカードで購入した物品が破損や盗難に遭った際、既定の期間内や金額であれば補償される「ショッピングプロテクション」がついています。
国内ならまだしも、海外では盗難などは少なくないのでアメックスカードで守られているというのは安心です。
どのカードでも利用できるサービスで対象期間は購入日から120日間、カードの種類により金額は異なるので注意が必要です。
他にも、オンラインショッピングの認証システムである「アメリカン・エキスプレス・セーフキー」や返品保証の「リターン・プロテクション」などショッピングにおけるセキュリティは抜群。
アメリカン・エキスプレス・セーフキーでは、認証コードで本人確認を行い、第三者の不正なカード利用を防止します。
オンラインショッピングがしやすい現代において起こり得る犯罪の1つです。
アメックスカードのデメリット
保有するだけで価値があり日常生活をより豊かにしてくれるアメックスカードですが、もちろんデメリットもあります。
メリットとデメリットをしっかり把握して総合的に判断することが後悔しないクレジットカード選びのコツでもあります。
デメリットは3つあります。
年会費が高い
現在では、いろんな種類のクレジットカードが発行されており年会費無料で持てるものは珍しくありません。
むしろ、年会費がなるべくかからないものを中心にカード選びをする人も多く、アメックスカードの年間数千円~数万円以上かかる年会費は大きなデメリットといえるでしょう。
ただし、年会費はただ単に支払っているのではなく、その価値に合うサービスやサポート、便利機能などの対価ですので高いと見るか安いと見えるかは個人次第です。
個人的には、カードの種類にもよりますが年間数万円で旅行でのサービスやサポート、ショッピング、そしてアメックスというステータスを得られるのはかなりコスパがいいと感じています。
もちろん、ただアメックスカードを持ちたいだけで旅行やある程度の金額の買い物などをしない人にとっては高い年会費だけを支払うことになるので、その恩恵は十分に受けられないです。
使い方や目的をしっかり考えてアメックスカードを選ぶのであればメリットにもなり得ます。
ポイント還元率が低い
アメックスカードという高級カードであればポイント還元率もかなりいいと思うかもしれません。
しかし、先のカードの紹介でも見たように大体1%と決して高いとはいえません。
ポイ活という単語が流行っているように最近ではお得にポイントを貯めて運用する人が増えており、アメックスカードでもポイント還元率に期待しているという人にとってはややデメリットになるでしょう。
ただし、これも「メンバーシップ・リワード・プラス」という制度を利用すれば解決します。
このサービスは、通常年会費に加えて年間参加費3,300円を支払うことでお得にポイント運用ができるものです。
対象カードは、プロパーカードの6種類で最長3年間のポイント有効期限が無制限になったり、マイルやポイントの還元率がアップします。
また、同サービスに登録後、無料のオプションプログラム「対象加盟店ボーナスポイントプログラム」と「海外利用ボーナスポイントプログラム」に登録することで、対象加盟店での買い物100円=3ポイントになります(通常は1ポイント)。
加盟店一例、
・Amazon
・UberEats
・ヤフオク
・iTunes Store/App Store
・Apple Music
・JAL
・HIS
などが加盟しています。
他社より審査が厳しめ
アメックスカードでの審査の詳しい内容については次の見出しで解説しますが、一般的にアメックスカードは他社クレジットカードよりも審査は厳しめにあるといえます。
それもそのはず、アメックスカードはステータスのあるカードで年会費も高めなので適当に審査をしてクレジットカードで利用したお金を払えない人に契約をさせてしまうと困ります。
パートやアルバイトではなく安定して稼いでいるか、返済能力があるかなどを判断します。
審査が厳しいということは限られた人しかアメックスカードを保有できないので、1つのデメリットになります。
アメックスカードの審査について
アメックスカードの審査について気になる人は多いでしょう。
特にアメリカンエキスプレス独自が発行するプロパーカードの審査について見ていきましょう。
アメックスカードでの審査ポイントは以下の4点が挙げられます。
・カードランクにより異なる
・20歳以上で安定した収入がある
・職業や役職により優遇される可能性がある
・ブラックリストに入っていない
順番に見ていきます。
カードランクにより異なる
まず知っておいて欲しいのは、「アメックスカード=審査が厳しい」ではないということです。
確かに、流通系カードなど審査が柔軟なものに比べるとカードを作るのは容易ではないかもしれませんが、安定した収入があればたとえ年金受給者でも作成できます。
そして、アメックスカードといってもカードランクにより審査の難易度は異なるのも覚えておきます。
グリーンカード・ゴールドカード・プラチナカード、この順番に審査基準は厳しくなる傾向にあります。
1つの基準になるかもしれません。
20歳以上で安定した収入がある
クレジットカードではいかに安定的に収入を得ているかというのが大切です。
カード会社が先にお金を前払いして後で返済してもらうのがクレジットカードですので、経済的に余裕がない人は返済の目処が立たないのでそもそもクレジットカードは持てません。
年収の基準額が安定的にあれば、アメックスカードを作られる可能性は上がるでしょう。
職業や役職により優遇される可能性がある
そして、アメックスカードでは20歳以上で申請可能ですが、学生やアルバイトなど経済的安定がない人は申し込みできません。
役員や会社員、医師・歯科医師、年金、不動産、利子配当による収入を得ていれば申し込みができ、職業や役職によっては基準年収を満たしていなくても審査に通ることもあるようです。
ブラックリストに入っていない
インターネット上には、アメックスカードは外資系なのでブラックリストに入っていても問題ないという声があります。
しかしこれは正しくありません。
外資系企業は日本のカード会社と違い、過去よりも現在の返済能力を重視するので関係ないという見方ですが、そもそもブラックリストに入っていると新しいカードすら作ることはできません。
ブラックリストに入っていても作られるカードはあるにはありますが、基本的にリストに入っているといいことはなくそれはアメックスカードにおいても同様です。
注目したい「クレヒス」
クレヒスとは、クレジットヒストリーのことです。
アメックスカードの審査では、信用情報機関に保管されているクレヒスが参照され、例えば、
・カードの利用履歴
・カードの申し込み記録
・カードの返済記録
・クレジットカードのキャッシング利用記録
・カードローンの支払い状況
これらが良好であるか、滞納などの金融事故記録があれば審査に通らない可能性があります。
アメックスカードの選び方のコツ
数多くあるアメックスカードの中から何を選べばいいのか、その選び方のコツについて紹介します。
そのコツは2つ、
・プロパーカードか提携カードか
・日常生活使いか旅行使いか
プロパーカードか提携カードか
まずは、アメックスカードのプロパーか提携カードかを決めます。
プロパーカードは正真正銘のアメックスカードですが、もし旅行やホテルをよく利用する人の場合は提携カードの方が利便性が高いです。
日常生活使いか旅行使いか
もし、アメックスカードの利用用途が日常生活であればプロパーカードでお得にアメックスカードの特典を受けられます。
しかし、利用用途が旅行や出張がメインであればそれらの提携カードがベターです。
特に、空港でお得なサービスを受けたいのなら空港提携カード、ホテルで恩恵を受けたいのならホテル提携カードを選ぶようにします。
年会費無料でアメックスカードは持てる?
アメックスカードには基本的に高い年会費がかかります。
しかし、「アメックスというブランドを年会費無料で持ちたい」と考える人もいると思います。
結論からいうと、年会費無料で保有することは可能です。
まずは、先に述べた「楽天カード アメックス」であれば年会費は無料です。
他にも、クレディセゾンが発行するアメックスカードがあり、年会費が安い又は実質無料になることが特徴です。
例えば、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードであれば年会費は1,100円ですが年1回の利用で無料になります。
また、「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」は個人事業主やフリーランスにおすすめのビジネスカードで、年会費は永年無料。
クレディセゾンのアメックスカードはデザインも本家と似ているので、アメックスブランドを保有できるいい選択肢になるでしょう。
アメックスカードを使う上での注意点
次に、アメックスカードを使う上で気をつけるべき点について解説します。
アメックスカードの特徴故の注意点もあるので頭に入れておきます。
ステータスが高い故、不正利用のリスク
アメックスカードを持っているということは、お金を持っているということでもあります。
ある程度の年収がないと作成できないですし、低所得者はまず審査に通らないでしょう。
明らかにカードを盗まれる他にも、カバンや財布に入れていてスキミング被害に遭うこともあり油断は禁物です。
オンラインショッピングも同じで、カード情報が盗まれないようにしっかり信頼できるセキュリティソフトをインストールしておいたり、公共Wi-Fiの利用を控えるなどの対策が必要です。
セキュリティはやり過ぎなくらいがちょうどよかったりもします。
アメックスが使えない店舗がある
世界的な国際ブランドであるVISAとMasterCardは、クレジットカード売上高でも8割を占めています。
この2つのどちらかを持っていれば世界中で困ることはないでしょう。
アメックスカードに関しては、使えない店舗があるのも事実です。実際、世界シェア率では10%にも及びません。
しかし、それは上記の2ブランドや日本ブランドのJCBに比べてという話であり、最近ではアメックスカードが利用可能な店舗は増えています。
スターバックスやタリーズ、マクドナルド、モスバーガーなどチェーン店でも使用可能です。
そして、タッチ決済やApple Payという手軽な決済方法が浸透してきたのもアメックスカードの使える範囲が広がった理由の1つで、タッチ決済に関しては専用のリーダーにカードをかざすだけで支払いが完了します。
店員さんにカードを渡したり、暗証番号を入力したりという手間がなくなるので、両者にとってメリットがあります。
このタッチ決済は大手コンビニエンスストアをはじめ、イオンやイトーヨーカードーなどのスーパーマーケット、ドラッグストアでも使えます。
アメックスカードの締め日について
アメックスカードの締め日は3通りあります。
締め日が20日前後の場合:支払日は翌月10日
締め日が1日前後の場合:支払日は同月21日
締め日が5日前後の場合:支払日は同月26日
登録する口座振替金融機関などの関係により個人差があるので、各自しっかり把握しておきましょう。
このように、アメックスカードの注意点は基本的に解決できるものが多いものの、知っておくべきことはあるのでそれを踏まえて検討することが大切です。
おすすめアメックスカード3選
最後におすすめアメックスカードを3つご紹介します。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
これは初めてアメックスカードを作る人にぜひともおすすめしたいカードです。
比較的審査が柔軟で年会費も安い割にアメックスならではの手厚いサービスが受けられる優れものです。
海外旅行先での24時間日本語サポートがついていたりとゴールドカードレベルの待遇が受けられるので年会費以上の価値があります。
こんな人におすすめ
・1枚目のアメックスカード
・アメックスブランドがほしい
・旅行が好き
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
飛行機の利用が多い人にはこのANAの提携カードが最適です。
一般カードの年会費は7,700円、ゴールドカードの年会費は34,100円とかなりの差がありますが、フライトマイルやカード更新時のボーナスマイルが多く受け取られるので、日頃からよくフライトを利用する人にとってはざくざくマイルが貯まります。
貯まったマイルの有効期限は無制限なので、たとえフライトの間隔が空いても無駄になることはありません。
ANA国内戦・国際線での機内販売品の購入でもカードを使うことで10%オフになり、全国の空港にある「ANA FESTA」でもカードを呈示すると1,000円以上の買い物が5%オフになるので、快適な空の旅をご堪能できるでしょう。
こんな人におすすめ
・飛行機によく乗る
・とにかくマイルを貯めたい
・手厚い海外旅行保険が必要
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
ホテル提携のカードが欲しい人には、このMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードがおすすめ。
年会費は49,500円と結構な額がしますが、ポイント還元率が3%以上、マイル還元率も1.25%と申し分なく、カードを継続することで50,000ポイントが付与されるので年会費は実質無料になります。
加えて、高級ホテルに1泊できる特典がついており、むしろ得をするカードですので、ホテル宿泊をよくする人や旅行好きの人には豪華な特典がこれ以上ないくらいついています。
家族カードを無料で発行し、夫婦で満喫できる1枚です。
こんな人におすすめ
・豪華な旅行を楽しみたい
・夫婦でカードを持ちたい
・ホテル提携カードが欲しい
まとめ
今日は、アメックスカードについて解説しました。
アメックスカードには、大きくプロパーカードと提携カードがあり、公式サイトには情報が掲載されていないブラックカード「アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカード」というものもあります。
「アメックスカードに興味があるけれどどれがいいかわからない」
そんな人の役に立つ内容になっていますので、アメックスカードの基本概要、種類、特典・サービスなどを理解するまで本記事を徹底的に読み返してください。
アメックスカードには他社にはない特徴、メリットがありますが、同時に足りない部分もあるので、カードを作成してから後悔しないように事前にしっかり調べておくことが重要です。
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